January 13, 2005

理学部とは

考えてみれば理学部とは不思議な学部である。一応分類では「自然科学」という事になるのだろうが、数学、物理、化学、地学、生物、という学問を同時にひとくくりで管轄するのは、個人的には甚だ疑問である。

まあ確かに「特に応用を意識しない自然科学」というカテゴリーで見ればまとめるのが適切なのはわかるが、実際他の分野全てとそれなりに関係しているのは、強いて言えば物理くらい。「可換環論」と「古生物学」を関連付けるのは容易ではない。

何でこんな事をブツブツと言うのかというと、他の学部等でそれなりに似ている分野があっても、そこの授業が単位にならないという問題点がある(例えば、総合人間の理系は、理学部の授業で単位が取れるのに、逆は駄目(-人-))。

例えば数学が他の分野ではどう使われているのかといったことは、工学部等の授業で学ぶことができると思うが、「アルゴリズム概論」や「工業数学」が単位にならずに、「化学実験法」(楽勝科目)が単位になるというのは納得がいかん。数学に限らず、化学とかでも、必要に応じて薬学とか工業化学とかの授業と併用できる柔軟性があっても良いと思うんだが・・・。

個人的には数理科学部が欲しかったかなあ。

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January 12, 2005

地獄のカリキュラム

独立行政法人化がなされた現在では、だいぶマシになったようであるが、京大理学部数学系の3回生前期の講義内容には、正直ぶったまげた。

私が3回生当時の講義は「ホモロジー論」「環論と体論」「積分論」の3つで、全て二コマ分の授業時間を使う。(後、微分方程式も確かあったような)加えてそれぞれの授業に相当する演習があり、これがまた二コマ分であった。

ホモロジー論では、単体複体のホモロジー及びコホモロジーを取り扱い(コホモロジーに関しては最後まではいかなかったが)、環論と体論では、環上の加群及びガロア理論等の体論を学ぶ。また、「積分論」ではルベーグ積分を取り扱う。

はっきり言って普通の人間なら、一日中数学をやっていても対処不能である。実際この時期、私からみて(抜群に出来るというわけではないが)それなりに優秀だった人間が、最前線から次々と脱落した。

大体2回生時に多様体をやらせる時点で間違ってると思うのだが・・・。

結果として、私は3回生時に幾何と解析を捨てた。後で解析に関してはある程度勉強し直したが、幾何は今でもよくわからない部分が多い。別に幾何や解析が嫌いだった訳ではなく、「気がついたら代数しかわからなくなっていた」というのが事実だ。

しかし、私が何より驚いたのは、当時2回生であったにもかかわらず全ての演習に出席し、難問を解きまくっていた人物がいたことだ(聞くところによると、数学だけでなく物理の演習でも同様だったらしい・・・)。また、彼の話は今後取り上げたいと思う。

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November 20, 2004

数学科の就職活動その1

そろそろ就活シーズン開始なので、ぼちぼちこの手の話をあげていきたいと思います。今回はとりあえず最初なので、就活初期の私の疑問とそれに対する Q&A を。

Q1:数学を生かせる仕事はありますか?
A:大学でやっている数学がそのまま生かせるということは99.9%有り得ません

少なくとも私が探した限りはありませんでしたね。勿論保険数学とか専攻の方は別ですよ。

Q2:就活用のナビとか登録したほうがいいのかな?
A:絶対に登録してください。

大体、数学科とかの教務は学生の就活とかサポートする気が全くなく、しかも数学科の学生自身も就活自体やる気レス、という場合が多いと思います(-人-)。その結果、リクナビにすら登録しないという強者も見かけたりしますが、真似するのは止めておきましょう。

Q3:面接が不安なんですが
A:ハウツー本が色々出てますが、なにより場数踏むことが大切だと思います。

総じて数学系の人は篭りがちな人が多いので、とりあえずスーツ着て色々な所に行ってみる事を強く勧めます。
業種とかも最初は意識しなくて良いと思います。「一番やりたくない仕事」だけ除外して、他はとりあえず回ってみましょう。何が転がっているかわかりませんよ。

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October 24, 2004

ツールを使おう

数学は紙とエンピツさえあればどこでもできるとよく言われます。

正直な話、慣れたら別に紙もエンピツも無くてもできる部分も多いです。つまり、脳さえフル稼働させることができればどこでも数学に取り組むことは可能だと思います。これはこれで数学の良さを表していると思いますが、こういった性質上、数学科の人は意外にパソコン等をはじめとするツールの使い方が下手くそな人が多いです。実は理系の中では最低ではないかとさえと思います。

かくいう私もその一人で、就職する前は基本的にネットとゲームとしてしかパソコンを使っていませんでした。ネットゲーやってたせいで一応タイピングはそれなりにできるようになりましたが、ある程度触ったのといえばTeXぐらいのものですね(これも今使う機会が無いので忘れかけてますが)。ワードもエクセルもぱっとみて理解できる以上の機能は知りませんでした。もちろんパワーポイントなんか当時は使ったこともありません。

一方現在では使えそうなツールを見つければガリガリ使うようにしていますし、わからん事をグーグルで調べる事も多いです。特に作業を効率化する上で、ツール等の小道具の威力は無視できないという事を最近確信しました。

どうも私の見る限り、数学系の人は何でも自分の頭で片付けてしまおうという人が多いと思います。勿論一番大切なのは、本人の頭に構成された数学の体系だとは思います。ですが、数学科の人は勉強する際に、もっとツールを利用しても良いと思います。

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